万年こたつパート2

諸事情により前のブログからお引越し。ドメインはツーリングブログを作りたかった頃の名残。

【薬】献血アルブミンとラシックスの投与の順番は?

看護師にタイトル通りの質問をされてわからなかったので調べてみました。

 

製薬会社に問い合わせ確認したところ、

 

献血アルブミンを先に投与し、そのあとラシックスを投与する

 

 

 

なんでその順番かを調べたので今後のためにまとめます。

 

 

アルブミン+ラシックスの組み合わせは浮腫の改善使われる

まず、アルブミン+ラシックスの組み合わせは重度の浮腫にたいして使用されることが多いようです。

 

浮腫、一般的に言うと「むくみ」です

 

浮腫とは細胞外に水がたまった状態のこと

浮腫とは血管内の水分が血管から組織に過度に移行し、細胞外に水分がたまった状態を指します。

 

一日中立ちっぱなしでいると足がむくんだりするのは、足の筋ポンプ機能が低下し、下半身に血液がたまった結果、水分が血管外に出でむくみの症状が起こります。

 

 

血液の循環が鈍くなること以外にも血液の水分量と血液以外の水分量のバランスが崩れることが、浮腫の原因にもなります。

  

血管内の水分と血管外の水分は浸透圧によって均等に保たれています。

 

何らかの原因で血管内のタンパク質濃度が低下すると、浸透圧が変化して血液の外(細胞外)に水分が移動してします。これによってむくみが起こることがあります。

 

他にも腎臓が悪くて水の排せつが上手くいってなかったりなどもありますが、アルブミンとラシックスを組み合わせて投与するのはこの浸透圧のバランスが崩れた場合です。

 

利尿薬で体内の水分を減らす

浮腫の治療法として、利尿薬を用いて余分な水分を出してしまう方法があります。

 

ラシックスはループ利尿薬であり、水分を身体から出すために処方されています。

 

しかしむくみは細胞外に水が溜まっている状態です。

 

ラシックスなどの利尿剤は尿の量を増やしますが、その尿は血管を流れる水分が腎臓を通過する際に水分や老廃物をろ過することによりできます。

 

なので血管の水分が少ないと利尿薬を使用しても期待するほどの効果が得られないことがあります。

 

アルブミンの役割とは?

むくみの改善には利尿薬が良い。しかしそれだけでは細胞外に溜まった水を除去するのは難しいときがある。

 

そんなときにアルブミンを投与します。

 

アルブミンは血漿タンパク質の60%を占める最も量の多いタンパク質です。

 

低アルブミン血症になどによって血液内のアルブミン量が減っているときなどに補給します。

 

低アルブミン血症(血液内のアルブミン量が減っている)ということは、浸透圧のバランスが崩れているといくことです。

 

血管外に水分が移行してるのでそのバランスを戻すためにアルブミンを用います。

 

アルブミンで血液の水分量を降らして利尿薬の効果を上げる

アルブミンで細胞外に偏った水分を血管内に戻し、血管内の水分を利尿薬で排出する。

 

ひとつひとつの作用の理解ができればどういう手順にすればいいかが見えてきます。

 

 

 

参考HP

血液製剤について/一般財団法人 日本血液製剤協会

輸血情報/日本赤十字社 

国立病院機構 熊本医療センター

おしっこ元気ですか?/大阪府立急性期・総合医療センター 腎臓・高血圧内科